オーバーホール進行状況
今回行っている作業はレトロフィット作業といいます。
十数年前の機械の電気的な部分を現行の物に入れ替えて、引き続き頑張ってもらうつもりで機械メーカーに依頼しました。
今回はNC機器のサーボモータ3軸とスピンドルの4台と付随するコントローラーアンプや、機械を這い回っている電線も全て交換します。
現場で電気ボックスを組むのはスペースや時間も厳しいので、ボックス一式は機械メーカーで組んできて、現場で交換したハードウェアと電気ボックスを繋ぐ作業だけで済むようにしてあります。
「だけ」とは書きましたが、それは電気的な作業での話。
X軸とY軸の直交度、Z軸の鉛直度はNC機器の生命線ですので、この3軸の精度調整は組み付けた後の作業で最も時間のかかる作業です。
例えば、500mm動かした両端の高さの差が0.0xmm以内等なかなか厳しい精度です。
3月27日現在、この精度調整まで進んでいます。
明日以降、全ての軸で調整したのち弊社内のCAMからのNCデータがちゃんと動くか、今度はソフトウェアの調整に入ります。
納期面でご迷惑をおかけしますが、いましばらくお待ちいただけますようお願い申し上げます。